Yankees, the American League Champion [MLB Postseason '09]

 ALCS Game 6 LAA-NYY.jpg

タイトルの通り、NYYがブロンクスでの第六戦に勝利してALの優勝を決めた。

第五戦、第六戦まとめて書きますが、試合の詳細は割合させて頂きます。

Game 5

なんといっても7回の攻防。いろいろな記事、ブログを読んだがやはり継投に焦点を置く記事が多い。
表は2アウト満塁で先発LackeyからOliverに。ここまでほとんど当たっていなかったTeixeiraに走者一掃のダブルを打たれて1点差。とてもホットなA-Rod敬遠でMatsuiとの勝負を選択したがセンターへのRBI打で同点。OliverからJepsenに投手交代するがCanoにダブルを打たれてMatsuiまで生還して逆転を許す。
初回に4連打で4失点したがその後はLAAがとらえきれずにここまで投げ抜いたAJ Burnettだったがシングル、Walkで0アウト1,2塁となるとMarteがリリーフ。FigginsのSac BuntとAbreuのゴロでLAA1点を返すとNYYはセットアップのHughesをマウンドへ。しかしHughesのコマンドが定まらず、Guerrero相手に真ん中の速球で勝負してしまい同点。Morales相手にもカウントを悪くしてRBI打で7-6とLAAリードに。
どちらも見ていて非常におもしろかった。ただ、ここでのポイントは当然継投だろう。2アウトでLackeyをおろしたLAAと7回もAJに投げさせたNYY。どちらも監督の判断が間違いだったとも言えるがこれは結果論。継投の話になるとこの結果論という言葉ばかり使うようになってしまうのはあまり好ましく無いが他に言葉を知らないのでこれで済まさせてもらう。仮にLackeyを下げず、AJを下げて打たれたとしたらおそらくこの判断は間違いだという記事であふれるのが野球だろう。LAA側にしてみれば誤算は当たりの無かったTeixeiraにこの場面であのヒットを打たれたこと。NYY側はAもう1回行けると思ったAJが不用意にランナーを溜めてしまった事とHughesの不安定なコマンド。何にせよ良いものが見れたので満足。

8回はSciociaのすばらしい起用。Weaverのすばらしいピッチングで3人で抑える。この投球は見ていて気持ちが良かったが問題はその次の回。9回は多くの方と同じようにWeaver続投と思っていたんだがFuentesが登板。(どうでも良いが、ここで現地のアナが"Here comes a heartbraking closer, Brian Fuentes."「心臓に悪いクローザー、Fuentesの登場」と言ったのに一人で大笑い。)2アウトからA-Rodで「もしや、あの再現か」と少し期待したんだが、ここで同点ランナーとなるIntentional-walk。これには大きな疑問が残る。しかも次のMatsuiには外に投げ続けてWalk。CanoにはHBPで満塁に。打席には絶不調のSwisherだがNYYには代打要員がいないのでそのままここで勝負。結果はポップフライでゲームセット。
セーブを挙げたFuentesだが、運と巡り合わせに助けられたヨレヨレセーブで第三者として見てる方は楽しいんだが、ファンはたまったもんじゃないだろう。抑えたから良いようなものの、今後もクローザーで起用するというと私はLidgeよりも不安を感じる。


Game 6 (ほとんど見ていないので間違ったことを書いているかも)

アナハイムからまた寒いブロンクスへ移っての試合。始球式はなんとBernie Williams。この人が春先にはWBCで打席に立っていたのを思い出した。Bernieは4つリングを持ってるので験担ぎみたいなものだろうか。
まずは先発PettitteとSoundersのできについて。順延でともにスライド。NYYとしてはWSが不利になるのでこの日で決めたいところ、Pettitteがまたしても好投を披露。6IP,7H,1ER,1BB,6SOと安定した投球。3回の先制を許したところはHotなMathisのダブルとAbreuの甘めのカーブをライトに運ぶシングル。Soundersは今期(POも含め)NYY相手に好投していたが、そう何度も抑えられないのが今年のNYY打線か。A-Rod相手の押し出しは痛かったが次のPosadaはOliverに併殺に取られ、A-Rodの調子を考えると被害が少なくてすんだのかもと考えてしまう。5BBと制球で問題のあったSounders、四球の多さがこの日のPettitteとの差だろうか。

Guerreroの2回の凡ミス、さぞやSciociaはお怒りだろう。何であれで戻らなかったのか未だに謎。

スタンディング・オベーションで迎えられたPettitte、シーズンの成績はちょっと期待はずれだったが10月の成績は抜群。「Postseasonで活躍すればチャラ」と言うことで来期の契約も狙う?こういう事言う人は他にもいるのでは。WSでPHI相手にどんな投球をするのかが楽しみ。

Chamberlainのショートゴロに打ち取った当たりをJeterがはじくが、Canoの見事なカバー。「こんなのもあるのか、気が利くな」と一人で関心。

8回にMo RiveraからGuerreroのヒットで1点を返したのはさすがLAAと言うべきか。ここまで神がかった投球を続けたRiveraがついに失点。点差があったのが幸いしたNYYと、これ以上失点できないLAA。8回裏のSac Buntの処理ミス2つが無ければ最後までわからなかっただろう。8回からRiveraをもってきたGilardiの判断は正解。CC温存のためにこの試合で絶対に決めなくてはならなかった。LAAは対NYY用のKazmirがシリーズ通してパッとしなかったのが悔やまれる。
Rivera対Guerreroはこのシリーズで、三振、シングル、ゴロアウト、シングル(RBI)の2/4。非常に印象深い対決が多かったのでこの二人には楽しませてもらった。

NYY側のラジオ放送の実況の「Ttthhhhheeeeeee Yankeeeees WIN!!」というフレーズ、シーズン中は聴かなかったから知らないがおなじみなんだろうか。何にせよ一度聴くと耳に残るフレーズ。これを後4回聴くことができるだろうか。

World Seriesへ向けて
・この試合、2/2,3BBと全打席出塁のA-Rod、各地で言われているだろうが、これまでの10月の弱さはどこへ行ったのやら。見事な働きだが気になるのはその後を打つPosada, Matsui。Posadaは0/5でこの試合のLOBが10、Matsuiも0/4と全く当たっていなかった。さらに後のMelkeyの調子が良いがSwisherがストッパーになっている。自慢の打線が爆発力に欠けるのはこの辺が問題ではないだろうか。
・NYYはCCをGame 1,4,7で起用するのだろうが3,4,5の間に休養日がないのでどうしても穴を埋める投手が一人必要になる。Gaudinが有力だろうが少し弱いのが不安。対するPHIはLee, Martinez, Hamelsともう一人はBlantonになるだろう。NYYと比較するとバランスが良いように思う。
・中継ぎだが、どちらにも好材料・不安材料がいくつかあり(Hughesのイマイチな投球やPHIのブルペンが投げてみないとわからない状態など)どちらが有利とは言い切れないが、Riveraの存在は大きいのでNYYがわずかに勝っていると思う。
・打線はどちらもすさまじい破壊力を秘めているがPHIは全体的にあがり調子の気がする。NYYは上で言ったようにPosada,Matsui,Swisherに元気がないのでA-Rodさえ乗り切れば何とか抑えられるように見える。どちらも破壊力がすごいことに代わりはないが。
・やはり鍵はGame 1だろう。先発はともにここまで好投が続くCCとLeeでここでとれるかでかなり有利不利が変わると思う。


なかなか時間がとれず更新が停滞気味です。いつもアクセスして下さっている方、ありがとうございます。おそらくWorld Seriesもこんな調子になると思います。

 

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