ALCS Game 4 & NLCS Game 5 [MLB Postseason '09]

ALCS NYY-LAA Game 4.jpg
NLCS LAD-PHI Game 5.jpg

わかってはいたがSabathia、このBig Leftyすごすぎる。

女性に人気のWerth大活躍でPHIが2年連続のWorld Series。ATL以来のリーグ連覇。

途中退出などで部分的にしか見ておらず、前回と同じように簡単に感想を。

 

NYY-LAA Game 4

先発はLAAが対NYYで強いKazmir。NYYは中3で登板のCC Sabathia。
序盤:いつになく走塁で積極的なNYY。Jeter, A-Rodが先頭で出塁するとすぐさま盗塁(Jeterは読まれて牽制死) Kazmirは毎回ランナーを出すが球数を積んで抑える。対照的なのがSabathiaでライナー性の打球もあったが打たせて取る。
中盤:Canoのゴロ、FCでA-Rodが生還してNYY先制。A-Rodの走塁に気合いが感じられるのは気のせい?MelkyのヒットでPosada, Canoが生還。SwisherがPick-offされたが際どいプレーで誤審によりセーフ。3塁に進塁したSwisherはDamonのSac Flyでホームインと思われたがタッチアップが早すぎという判定でアウト。これも誤審で結局4回に計3点。5回にはA-Rodの2-Run HRでKazmirをKO。LAAは5,6回にチャンスを作るがSabathiaを攻めきれず、MoralesのソロHRで1点を返すのみ。
終盤:Damonの2-Run HR、Abreuの送球ミスとA-Rodの積極走塁、Melkeyの2RBIダブルで8,9回にNYY5点追加。LAAはSabathiaと調整登板のGaudinに9人で抑えられて無得点。
10-1の大差でNYYが勝利して3-1とリーチをかける。

・CC Sabathiaが前半はエコノミックに、後半は要所で三振に抑えて8回を101球、5三振、1失点。これでPostseason22回で3失点と圧倒的な内容。仮にLAAが次の2試合で連勝しても最終戦でまたCCとあたる。これはLAAファンにとって少々頭の痛い話ではないか。
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7080439
エフェクトシリーズ。Sabathiaの投球を解説。
・月曜日からJeterが風邪をひいてるのか、何度か咳をしているを見た。インタビューでGirardiは「Jeterはタフだから、問題なくプレーできる」という意味の発言をしていたので今後もフル出場するんだろうが心配である。
・気になったのはいくつかの誤審。まずは2塁ランナーSwisherがPick-offされたシーン。明らかなアウトだが判定はセーフ。
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7078609
このランナーが後にまた問題になる。満塁になった後のDamonのセンターフライのシーン。3塁ランナーSwisherはタッチアップしてホームインするのだが、Hunter捕球前にベースを離れたとされてダブルプレーに。
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7078681
リプレーではセーフである。
次はSwisherのゴロでPosadaが生還を試みるがあきらめて引き返したシーン。3塁審がCanoがベースに触れていたと勘違いしてCanoはセーフに。本来ならPosada, Canoはアウトである。
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7078739
解説→ http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7080147
この3塁審Tim McClellandはPostseasonの常連でかなりのベテランUmpireである。ストライクゾーンが狭いが常に一定で投手にも打者にもそこそこの人気がある。こんなに優秀なUmpireが重要な試合での防げるミスを犯すというのは非常に残念。
・笑っちゃったのはもちろん6回裏。0アウト1,2塁でSabathiaがショートのダブルプレーに打ち取って2アウトとするが、そこでカウントを勘違いしてPosadaがダグアウトへ引き上げようとする。それを見たSabathia、Jeterが声をかけて引き留める。ここでナイスだったのは3塁からホームのカバーに入って行ったA-Rod。Hunterがホームを狙っていたのでもしPosadaがあのままダグアウトへ向かっていたら危なかった(笑)。
・途中でNYYの帽子をかぶり、LAAのシャツを着た少年が映されていた。"He must be struggling"というのがアナのコメント。(笑)
・この日も代走で盗塁を試みたGardnerが見事に刺されて盗塁失敗。相手も盗塁してくるとわかっていながらチャレンジするのはちょっと無謀な気がするが...まぁシーズン中にLAAとの試合でGardnerの足だけで1点取ったが、何度も通用する訳でもあるまい。確かに一打で1点はいるシチュエーションは魅力的だがせっかくのランナーをみすみす潰してるようにしか見えなかった。結果論だが。
・最後に出てきて投げたGaudin。ここまで出番無しだったが、よほどGirardiは彼を使いにくいのか。そこは不安点。
・LAAはリリーフ陣が打たれたのが痛い。Santanaを2イニング使う必要があったのも痛いが明日休みというのが幸いか。Lackeyが明後日登板するが、今度こそ好投してもらわないとNYYでも厳しいのでは。

例によって順番がバラバラ。

 

LAD-PHI Game 5

LAD先発は2試合で1失点と内容の良いPadilla、PHIは良い時と悪いときがあって何とも言えない昨年のNLCS MVP Hamels。
序盤:いきなりEthierがレフトへのソロHRで先制。Utley, Howardに全然ストライクを投げられないPadillaはWerth相手にもカウントを悪くして最後は真ん中の速球を3-Run HR。そのあとLoney, FelizもそれぞれソロHRでPHIが4-2でリード。ロングボールゲーム。PadillaはFelizのHRの後は良かった。
中盤:ロングボールゲームが続く。IbanezのダブルでPadillaをKOのPHIはTroncosoの後にあわてて投入されたSherrillの押し出しHBPで4回に計2点追加。代打HudsonのソロHRなどでHamelsは5回途中で降板。6回はVictrinoの2-Run HRでPHIがリードを広げる。ここまでで8-3とPHIがリード。
終盤:Werthのこの日2本目のソロHRとBelisarioワイルドピッチの隙にRollinsが生還してPHI2点追加。LADは8回のチャンスに1点しかとれず、最終回にLidgeに抑えられて試合終了。
10-4で打ち合いをPHIが制してホームでWorld Series出場を決める。

・NL Play-offs MVPは.333, 2HR, 8RBIのHoward。まぁ当然だろうが、彼のクラッチさは見事だった。印象的なのはライト方向への2本のRBIダブル。ここぞという場面で長打が出るのだから本当に頼りになる。この試合では打点なしで連続記録はタイの8で止まったがそれもすばらしいものだ。
・Werthの逆転と追加点の2HRはどちらも中に入った球だが、めいっぱい腕を伸ばして振っていたのが印象に残っている。Utley以外誰からでも長打が出ている打線はNYY以上に見える。UtleyもPostseason25試合連続出塁中とHowardの前にランナーがいる状態が作れているのでかなり得点の期待できる状態。
・一番のキーは8回表だろう。Kempのヒットで1点を返したLADはなおも1アウト満塁でMartin。PHIはMadsonだが、ここからが圧巻だった。Martinのところから別人の様になったMadsonは力押しで)95mph前後の速球でMartinを三振。9球の勝負の末にBlakeをショートゴロに打ち取る。これまでパッとしなかったMadsonがすばらしい投球内容だった。やっとギアが入ったというところか。これでPHIのブルペン陣はWSへ向けてまず一つ不安点が無くなったというところか。
・どちらも何本かHRが出たのに差がついたのはランナーを置いた状態で打てていたかどうか。当たり前の事だが重要な事で、こういうのがチームとしての力の差なのかもしれない。
・巷で話題になってる第五戦のManny。逆転劇の時にシャワー浴びてたってやつだが、Torreは"Manny being Manny"ってことで済ますみたいだが、個人的にはチームメイトが、特にマウンドで投げてたBroxtonがどう思ってるのか気になる。いずれにせよ球団は来年のオプションを拾う様なので後1年はつきあっていくことになる。今年は50試合出られずに迷惑をかけた訳だし少しは考えて行動して欲しいもんだ。
・5試合の打線を見てみるとPHIは全く動かしてないのに対し、LADのTorreは相変わらずいじくり回している。NYY時代からジグザグ打線が大好きなTorreの癖だが、短期でいじりすぎてもあまり効果は上げられないのではと思う。また、PHIの打線はパワーとスピード、出塁のバランスがとれていたし、伏兵Ruizが8番ながら7打点と下位も当たっているのは未だ調子のあがらない打者のいるNYY打線よりも怖い。LAD打線は最後まで内角攻めに対処できなかったMannyの爆発も無くてLCSの4チーム中ではひとつ迫力に欠けた印象が残った。
・Papelbon, Street, Nathan, Broxton, Fuentesと各チームのクローザーが軒並みBSを記録する中でBSが無いのはLidgeとRiveraだけ。今期のベストとワーストが未だBSってのはどういう事か。LidgeはWSでNYY or LAAの強力打線を抑えられるのか。
・インタビューのシーンではロスターに入っていなかったMoyerも参加。こういった映像を見るのは個人的に大好き。
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7083317 トロフィー授与
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?content_id=7083829 インタビューとシャンパン・ファイト
あのベルが鳴るシーンは何度見てもいいもんだ。

 

読んで頂きありがとうございます。更新の時間がなかなか取れない状態。雑なところも見受けられますが、ご了承を。

 

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