フロント人事 [MLB]
がちょいと忙しい。
Toronto Blue JaysのGM、J.P.RicciardiがFire。
San Diego PadresのGM、Kevin TowersがFire。
Baltimore OriolesがManeger、Dave Trembleyの2010のオプションを行使。
個人的にはこういうのはシーズン終わってからの方が良いと思うんだが...
まずはRicciardi。
今期のTORは７月のHallday放出騒ぎが一番の話題か。ほかにもRiosの投げ売り、Rolenの放出など必死にサラリーダンプを図っていた。
完全な再建モードだったが一番重要だったHalladayの放出に失敗。オフにも売るチャンスはあると思ったんだろうが、一番の売り時であった７月にBOSとPHIからあれだけのオファーを受けながら断った。あれだけの交換要員はオフには無いと思われるので実質Ricciardiのミスではないか。TORで一番人気の選手であったにせよ来期はオプションがあるにしても、2011以降の再契約をする資金がTORにあるかも疑問であった。
CWSのRios獲得は「タダであげるから全額負担して」というもの。Riosの高サラリーのリスクを考えれば納得できなくもない。
Rolenは交換で入ってきたEncarnacioneが使い物にならず。それならCINのマイナーにいる若手をつれてきた方が良かったのではないか。
また、最大の不良債権、Vernon Wellsを放出できなかったことも痛い。金持ち球団がHalladayの交換要員の質を落とす代わりにWellsも引き取るという噂も流れた程。2008に結んだ7年総額1億2,600万ドルは大きな負担となり、Ricciardiの大失敗である。
次はSDのTowers。
今期はフランチャイズ・プレーヤーのHoffmanがMILへ移籍したことで、新たにHeath Bellがクローザーに。序盤はA.Gonzarezが極端なピッチャーズ・パークのPetcoでHRを量産し、Bellも安定してセーブを積み重ねて健闘していた。しかし次第にGonzarezのマークが厳しくなり、Chris Young, Jake Peavyをケガで欠き負けが込む。結局地区４位でシーズンを終えることとなった。
その中でクローズアップされるべきは、こちらもエースPeavyのトレードだろう。元々シーズン前からCWSとSDは交渉しており、５月には両者の間で合意した。しかしPeavy本人が契約に含まれているトレード拒否権を発動し、破談となった。７月のデッドライン間際には再びトレードが合意に至り、そのときはトレードを受け入れた。
Peavyのトレードにより球団は2008から総年俸の約50%も削減していることになる。
また、７月にはBell, Gonzarezのトレードの噂も立ったが、Towersはそれはないと明言していた。
Towersは１４年間SDのGMを勤めて、4回の地区優勝を果たしている。彼自身にそこまでの落ち度は無いと思うのだが、SDのオーナーが代わったのが大きな理由か。オーナーのJeff MooradはOwn Team（自分のチーム）を作りたいようで、名物GMのTowersも含めて一新したかったよう。次のGMは"own guy"になると言われている。
TowersはARIからGMのオファーを受けたこともあるようなので、どうなるのか注目したい。
最後にTrembley。
彼は若手、ベテランから隔てなく人気がある。
チームは再建中で投手は多くの有望な選手が下にいる。今期はMatt Wietersのデビューが大きな話題となったがほかにも、BetardのトレードでやってきたAdam Jonesはオールスター選出、Chris TillmanはBAのランキングで上位にいて９月にデビューしている。球団はこの監督をそこそこ評価しているようなので来期残留に疑問は無い。
人事とは関係ないが、ご存じの通りAL CentralのDETとMINがとうとう同率の首位になった。今年もOne Game Play-offが見られるのか楽しみだ。
そしてNL WestはLADがKershowの好投でCOLに勝利。終盤もたついたが地区優勝が決まった。これでTorreは監督として14年連続のPO進出。若手とベテランを上手く扱っての地区優勝は見事だった。（しかし相変わらずお気に入りの若手リリーバー酷使癖は直っていないよう。）
読んで頂きありがとうございます。
追いつくといっておきながらこんな記事を書いているとは、我ながら無責任なものです。
どうやら１日遅れの試合レポが続きそう...
あまり調べもせずに書いた部分が多く間違いなどあるかもしれません。もしあったら指摘してくださると幸いです。
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